イラストレーター みしまゆかりの絵日記帳

日々の創作活動をご紹介します。

SNS考 

このブログを開設して1年と1か月が経ちました。

当初は「仕事の宣伝するぞー!!」とギラギラしてましたが、今は自分が長めの文章を書きたくなったら書く感じで、ブログの目的が「自分が楽しむため」にシフトしてきたかもしれません。

 

ゆるい運用&内容なので、バズったりしたことはありませんが、一つだけダントツでアクセス数が多かった記事があります。

自分が知っているイラストレーターの営業方法を箇条書きにしたこちらの記事です↓。

特に目新しいことは書いていないので、アクセス数が伸びたのが正直ちょっと意外だったのですが、それだけ世の中にはイラストレーターになりたい人が多く、一方で「営業」に対する苦手意識を持っている人が多いのだな、と感じました。

 

上の記事では、イラストレーターに多い営業方法の一例としてSNSによるプロモーションも挙げました。私も普段からSNSには大変お世話になっています。2015年秋の開業とほぼ同時に、FacebookTwitterInstagramTumblrBehanceなどメジャーなSNSには一通り手を出しました。(※全てを十分に活用できているわけではありません)

ただ、SNSはクリエイターにとって強い味方である反面、依存しすぎると逆に振り回されるリスクもあるツールだな、と最近よく思います。というのも、私もSNSでの反応を気にしすぎて精神的に乱れた時期があったので……。

 

イラストレーターにとって、SNSを使うメリットはすごく沢山あります。例えば、

  • 特定の企業に頼らなくても、無料で作品を発表できる。
  • リツイートやシェアをしてもらうことで、大勢の人に作品を見てもらえる (かもしれない)。
  • その結果、編集者やアートディレクターに自分を覚えてもらえる (かもしれない)。
  • いいねをしてもらうことで承認欲求が満たされ、新たな創作の励みになる。
  • マメな情報発信を自分に課すことで、作画のスピードアップやスキルアップにつながったり、斬新なアイディアやタッチが生まれる (かもしれない)。
  • 同業者や、出版業界・広告業界の人とつながることで、仕事に役立つ情報を収集できる。
  • 孤独を癒せる。(←とても重要)

一方で、依存しすぎると以下のようなリスクもあります。

  • マメな更新にこだわるあまり、雑な作品ばかり量産してしまう。
  • 何日もかけて仕上げるような「大作」に取り組むことが減る。
  • 繁忙期であっても無理してオリジナルの新作を描こうとするため、睡眠時間を削って体調を崩す。
  • いいねの数が少ないとイライラしたり、自信喪失したりする。
  • SNS以外の営業活動 (持ち込み、展示、紹介等) を疎かにする。
  • フリーランスの心得」系の情報が多すぎ、全部実践しようとして精神的に疲弊する。

「雑な作品を量産」については、異論のある方も多いと思います。驚くほどクオリティの高い新作を毎日アップしているすごい作家さんもいるので、もちろん十把一絡げには語れません。また、絵の粗さこそが「味わい」という作風の人や、漫画のように文字情報を伴う作品の場合には内容が面白ければOKというケースも多いと思います。

ただ私自身が一時期、毎日新しい絵をアップしようとして落書きばかりが増え、後からタイムラインを見返した時に雑然として見苦しいと感じたため、ちょっと気を付けようと思ったのでした(特にInstagramTwitterは多少雑然としててもあまり気にならないのですが)。時間のかかる作品に取り組む場合は、制作過程を毎日撮影してアップするなどの工夫をしている人もいるので見習いたいです。

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(↑去年「りんごの日」に描いた落書きの一つ。 筆ペンで描いてPhotoshopで着彩。数ある落書きの中では比較的気に入っています。)

 

フリーランサーはこうあるべし」、という情報も最近随分増えてきました。独立を考えている人たちを応援したい、という親切心からのアドバイスが大半なのでとても勉強になるのですが、方法には向き不向きがあるので、ネットにあふれる助言をすべて実践しなければならない、と思い込むのは危険かな~と。「あの人はそういう方法で成功したんだな」と参考にする一方で、「その方法が自分に合っているかどうか」を見極める冷めた目も持ちたいなあと思います。

(この記事も話半分で読んでいただけたら嬉しいです)