イラストレーター みしまゆかりの絵日記帳

日々の創作活動をご紹介します。

新年のご挨拶と年賀状考

明けましておめでとうございます!

昨年は公私とも本当に多くの皆様の皆様のお世話になりました。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

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今年の年賀状は干支ではなく、毎年冬になると実家の庭によく遊びに来るメジロと蝋梅をモチーフにしてみました。今回は年賀状の準備がもたつき、1月初旬に届くように発送できるか自信がなかったので、いざとなったら寒中見舞に転用できるようにとあえて干支を入れませんでした。(結局、なんとか三が日の間に発送できました。やれやれ(^^;))

ふっくらした冬のメジロは描いてて楽しかったです。

 

年賀状を出すか否か、誰に出すか問題

今年は年賀状を出す枚数減らそうか?と直前まで迷っておりました。

というのも、最近は紙の年賀状を出す人は徐々に減ってますし、場合によっては「年賀状をもらうと返事するのが面倒」「親しくない人からもらうと迷惑」という人もいるだろうなぁ……とか考え始めると、送り先リストを作るだけでものすごく悩んでしまいまして。もともと人付き合いが下手な人間なので、私が年賀状送ったら迷惑になるんじゃないかとか思っちゃうんですよね……。

クライアントに送る分には、仕事上のお付き合いなので、そんなに悩まないんですが。

 

でも、実際に元旦になって年賀状を受け取ると、やっぱり嬉しいものだなあとしみじみ思いました。SNSでつながっていない友人も少なからずいるので、年賀状はやっぱり貴重な近況報告の機会なんですよね。大人になると交友範囲も広くなるし、お互いに多忙でなかなか小まめに連絡を取り合えない。毎年1回年賀状を送りあうことで、疎遠になりかけていた古い友人との思い出がよみがえって距離感が少し戻る、あの感じは悪くないなあと思ったりします。

 

とはいえ、年賀状が面倒くさいなあ~~ と思うことはやはりあります。年賀状を書くこと自体が面倒なのではなく、マナーや決まり事が多すぎて煩わしいのです。

私が個人的に納得できないのはアレです。年賀状をくれた人に返信する時に「年賀状ありがとう」と書くと、送るつもりがなかったのがバレバレで失礼にあたる、とかいうやつ。おかしくないですか!?昔ならともかく、今はメールやSNSで年始の挨拶をする人も多いし、紙の年賀状を元旦に届くように出せなかったからってそんなに目くじら立てるなよ、と思う。出すつもりはあったけど忙しくて間に合わなかった人だって絶対いますよ。

年1回の年賀状で、結婚や出産などの重要な報告が届くこともしょっちゅうです。その事実を知っていながら、「おめでとう」も「連絡ありがとう」も書かず、12月31日までに出しましたよ~という体の文章の年賀状を返す方がよほど不誠実なんじゃないか???と個人的には思っております……。

細かいマナーは、「知っているに越したことはないが拘りすぎない」ぐらいが一番じゃないですかね。

 

営業ツールであり教材でもある年賀状

 年賀状に対する複雑な感情を上にブツブツ書きましたが、イラストの仕事をする上では、年賀状は大事な営業ツールでもあります。お世話になっているクライアントや、今後仕事を依頼してほしい企業などに、自分のイラストをあしらった季節のお便りを送ることで、自分の存在(とイラストのタッチ)を頭の片隅に置いてほしい、と思って送ってる同業者は多いです。

なので同業者やクライアント(デザイン事務所など)から届く年賀状は、皆さん気合いを入れて作ってらっしゃるのでクオリティがものすごく高い。ステキすぎて震えちゃいます。並べて眺めると自分の年賀状がショボく見えて軽く落ち込むこともあります(^^;)。

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実は、年賀状づくりにはちょっと苦手意識があります。というのも、年賀状って「イラスト」ではなく「デザイン」なんですよね。

イラストとデザインは似て非なる概念です。イラストは用途に合わせて描かれた「絵」、デザインはそういう絵や写真、文字などの要素を決定・配置して最終的に消費者が利用する形態に「設計」する作業。イラストはデザインに使う部品の一つ、みたいなイメージでしょうか。

例えば、これ↓ は年賀状用の「イラスト」。

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そしてこれ↓ が、上のイラストを使って作った年賀状の「デザイン」です。

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私はデザインに関しては、学校や職場などで体系的・実践的な教育や研修を受けたことがなく、本を読んで独学した程度です。たまに必要に駆られてデザインワークをすることもありますが、どうしても付け焼刃な印象になってしまうのが現状です。

ですので、デザインの達者な人の作った年賀状は一生懸命観察しています。(デザイナーを名乗るつもりはなくても、自分の宣材品ぐらいはもう少しお洒落に作れるようになりたい……)

優れた教材としても、年賀状ってもらうと嬉しいものだなぁと思います。