イラストレーター みしまゆかりの絵日記帳

日々の創作活動をご紹介します。

2017年の総括 (2)

前回の記事に引き続き、2017年の総括をしていきます。

 

 今年の変化(2) 3Dトリックアートが仕事の一部になり始めた

話は少し遡ります。私は2016年から3Dトリックアートの制作を始めましたが、そのきっかけは、東京で知り合ったイラストレーターのたなかきなこさんから、「あそび展」というイラストレーターの企画展に誘われたことでした。

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(※あそび展のDM。めちゃくちゃ楽しい展示でした。他の作家さんからも大いに刺激を受け、自分の目標や方向性を定めるきっかけの一つになりました。)

この企画展には、「見る人が遊べる体験型の展示」という共通のお題があり、出展作家たちは、迷路や間違い探し、玩具など、自分に合った手法で作品を作ることになっていました。私の場合は、割とリアルなタッチのイラストが得意だったので、それを生かせる体験型の展示物、ということで3Dアートを作ることにしました。

 3Dアートとは、特定の角度から見ると平面に描いた絵が立体的に飛び出して見えるだまし絵の一種で、手法自体はそれほど目新しいものではありません。私もその原理をネットで調べ、見よう見まねで描くところから始めました。

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で、これらの作品をSNSやイベント会場などで披露すると、今までになく反応が良かったので段々楽しくなり、あそび展終了後も制作を続けて今に至ります。

「いいね」やコメントの数がモチベーションに直結する、The 承認欲求ですね(^^;)。

あそび展に誘われなかったら3Dアートを描くこともなかったと思うと、人生は何が転機になるか分からないものだとしみじみ思います。

 

この3Dアート、2016年は残念ながら仕事にはつながらず、「趣味で描いたオリジナル作品」にすぎなかったのですが、2017年に入り、少しずつ問い合わせや依頼が来るようになりました。

だまし絵を成立させるためには、印刷やデザイン面で少なからず制約があるので、全てが受注につながった訳ではありませんが、中にはうまくハマる企画もあり、手応えを感じることができました。

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(※熊本県宇土市のイタリアンレストラン、Cafe & Osteria Fiore様のご依頼で制作したテーブルマット2種。テーブルに座って斜めに見下ろした時に立体的に飛び出て見える3Dアートで、料理の待ち時間などに撮影して遊べます。インスタ映え(^^)♪。)

 

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(※広島市安芸区阿戸町里山あーと村で開催された「森のジャズライブ2017」のチケット。全体のデザインは、地域デザイン研究所によるものです。私が納品したイラストは、背景のない真っ白な紙に描いただけだったのですが、デザイナーの方が緑の葉っぱを組み合わせてくださったおかげで見違えるような仕上がりに。デザイナーってすごい……)

 

これらの作品は、最近では営業ツールとしても活躍しています。私が普段描いている普通のイラストはあまり個性が強くないので、トリックなしだとお客さんに覚えてもらいにくいようで……😅💧トリックアートも描けるよ~~ というアピールをすると、とりあえず相手の記憶に残りやすくはなるので、そういう意味で重宝しております。

 

「なぜ立体的に見えるのか?」「どうやって作るのか?」という質問もちょいちょいいただくのですが、実はそれほど難しい原理ではありません。

メイキングをまとめた漫画も描いておりますので、興味のある方はどうぞご参照ください (^^)

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