イラストレーター みしまゆかりの絵日記帳

日々の創作活動をご紹介します。

2017年の総括 (3)

引き続き2017年の総括。しつこくてスミマセン、多分あと2~3回続きます。

1年あっという間に過ぎたような気がしてたけど、こうして思い返してみると結構色々あったなぁと思います。

 

今年の変化(3) 「動きのある絵」をテーマに色々描いた

今年はダンスやスポーツなど、動きのある絵を沢山描こう、と自分で1年のテーマを決め、それに沿って作品づくりをしてきました。

なぜそういうテーマにしたかというと、実は昨年流行った「逃げ恥」がきっかけだったりします。あのドラマを毎週楽しみに見ていたのですが、エンディングの恋ダンスを見ていると、運動が嫌いな私には珍しく「楽しそう、踊ってみたい」という気持ちになり、ひとり暮らしのアパートでYoutube動画を見ながら時々踊ったりしてたのです(とても人には見せられない姿)。

で、その流れで星野源さんの他の曲のPVを見ることも増えたのですが、見てると踊りたくなるような動画ばかりでして。(特に「夢の外へ」に出てくる踊るおじさんがカッコよすぎて興奮しました)

でも普段から運動していない私がそんな簡単にカッコよく踊れるはずもないので、その「踊りたいけどうまく踊れない」フラストレーションを絵の中に吐き出そうとしたのが最初だった気がします。

で、描いてみると楽しかったので、これを1年続けてみようかな、と。自分でできないことを絵に描いて、それを疑似体験できたような気になれたのかもしれません。

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調子にのってこんな動画(↓)も作りました!
1秒2コマの粗いアニメ(20秒)ではありますが、自分では結構気に入ってます(^^)。

自然な流れで動物に変身させるためにはどんな服を着せれば良いか、という点に苦心しました。

  

 この動画、頑張ったかいもあり、結構評判良かったです。

私が普段描いている漫画っぽいタッチは、「動き」を表現するのに向いているかもしれない と思い始めてからは、その漫画っぽさを前向きにとらえて、自分の強みとしてアピールできるようになりました。

それまでは、「漫画っぽい」ことがどこかコンプレックスだったので、この心境の変化は大きかったと思います。漫画が好きでそういう絵を描いているはずなのに、一方でコンプレックスに感じていた、というのは矛盾なのですが、大きなイラストコンペに入賞できるような強烈な個性はないので……(※)。コンペに入選してバンバン装画を描いてる同業者へのジェラシーもあって、自分の絵に対する自信が揺らぐこともしょっちゅうあった訳です。

(※漫画絵がみんなそうだという意味ではなく、あくまで私の場合です。漫画っぽいタッチで入選してる人も沢山いますので。)

 

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そんな訳で、今年1年「動きのある絵」をテーマに描き続けたことで、結果的に長年抱いていたモヤモヤが少し解消できたのでした。

自分の強みを生かせる土俵を見つけるのが、私のような職業では一番大事なのかもしれないと思いました。

 

来年のテーマはまだ考え中です。何がいいかな……。

2017年の総括 (2)

前回の記事に引き続き、2017年の総括をしていきます。

 

 今年の変化(2) 3Dトリックアートが仕事の一部になり始めた

話は少し遡ります。私は2016年から3Dトリックアートの制作を始めましたが、そのきっかけは、東京で知り合ったイラストレーターのたなかきなこさんから、「あそび展」というイラストレーターの企画展に誘われたことでした。

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(※あそび展のDM。めちゃくちゃ楽しい展示でした。他の作家さんからも大いに刺激を受け、自分の目標や方向性を定めるきっかけの一つになりました。)

この企画展には、「見る人が遊べる体験型の展示」という共通のお題があり、出展作家たちは、迷路や間違い探し、玩具など、自分に合った手法で作品を作ることになっていました。私の場合は、割とリアルなタッチのイラストが得意だったので、それを生かせる体験型の展示物、ということで3Dアートを作ることにしました。

 3Dアートとは、特定の角度から見ると平面に描いた絵が立体的に飛び出して見えるだまし絵の一種で、手法自体はそれほど目新しいものではありません。私もその原理をネットで調べ、見よう見まねで描くところから始めました。

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で、これらの作品をSNSやイベント会場などで披露すると、今までになく反応が良かったので段々楽しくなり、あそび展終了後も制作を続けて今に至ります。

「いいね」やコメントの数がモチベーションに直結する、The 承認欲求ですね(^^;)。

あそび展に誘われなかったら3Dアートを描くこともなかったと思うと、人生は何が転機になるか分からないものだとしみじみ思います。

 

この3Dアート、2016年は残念ながら仕事にはつながらず、「趣味で描いたオリジナル作品」にすぎなかったのですが、2017年に入り、少しずつ問い合わせや依頼が来るようになりました。

だまし絵を成立させるためには、印刷やデザイン面で少なからず制約があるので、全てが受注につながった訳ではありませんが、中にはうまくハマる企画もあり、手応えを感じることができました。

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(※熊本県宇土市のイタリアンレストラン、Cafe & Osteria Fiore様のご依頼で制作したテーブルマット2種。テーブルに座って斜めに見下ろした時に立体的に飛び出て見える3Dアートで、料理の待ち時間などに撮影して遊べます。インスタ映え(^^)♪。)

 

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(※広島市安芸区阿戸町里山あーと村で開催された「森のジャズライブ2017」のチケット。全体のアートディレクションとデザインは、地域デザイン研究所によるものです。私が納品したイラストは、背景のない真っ白な紙に描いただけだったのですが、デザイナーの方が緑の葉っぱを組み合わせてくださったおかげで見違えるような仕上がりに。デザイナーってすごい……)

 

これらの作品は、最近では営業ツールとしても活躍しています。私が普段描いている普通のイラストはあまり個性が強くないので、トリックなしだとお客さんに覚えてもらいにくいようで……😅💧トリックアートも描けるよ~~ というアピールをすると、とりあえず相手の記憶に残りやすくはなるので、そういう意味で重宝しております。

 

「なぜ立体的に見えるのか?」「どうやって作るのか?」という質問もちょいちょいいただくのですが、実はそれほど難しい原理ではありません。

メイキングをまとめた漫画も描いておりますので、興味のある方はどうぞご参照ください (^^)

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2017年の総括 (1)

早いもので2017年も残すところあと1週間となりました。

せっかくブログも始めたことだし、今年一年を振り返り、来年の目標を定めようと思います。

 

今年の変化(1) 生活拠点を広島へ戻した

イラストレーターとして開業した2015年10月、私は生まれ育った広島を離れて埼玉へ引っ越しました。イラストの仕事をする上で、首都圏の主要な出版社への持ち込み営業が必要不可欠だと当時は思っていたからです。

が、今年2月、実家の祖母の病状が悪化したのを機に広島へ戻りました。わずか1年半足らずで首都圏の生活を終えたわけですが、結果的にそれは私の仕事にプラスに働いたと思っています。

第一に、埼玉に引っ越した最大の目的である「出版社への持ち込み営業」は、面会のアポを取ること自体が極めて難しく、実際はポートフォリオを郵送するだけで終わることがほとんどでした。郵送だけなら広島でもできるなぁ……と引っ越して早々に思ったものです。

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(※2015年12月に描いた『コンクリートジャングル』という作品。東京の高層ビル群に圧倒されつつ、「でもこの中で生き残ってやるぜ」という野心のようなものを表現したつもりでした。)

 

そして盲点だったのが、広島には出版社こそ少ないものの、デザイン事務所や制作会社は結構多いこと。埼玉に住んでいた頃も、たまの帰省に広島のデザイン事務所へ持ち込みの打診をすると、半数以上の会社が面会に応じてくれ、何社かは実際にお仕事を発注してくれました。正直、地元営業の成功率の高さにちょっと驚いたものです。首都圏と比べてイラストレーター人口が少ないこと、またローカルな案件はその土地を知る作家に依頼したいと考える顧客が多いことが要因なのかな、と思いました。

ギャランティも、少なくとも私がこれまでに地元で受注した案件は、首都圏と比べても遜色ありませんでした。これはもしかすると、私が首都圏から受けた仕事は出版系が多く、地元では広告系が多いせいかもしれませんが。(同じ絵を描いても、出版と広告では3~5倍くらいギャラが違うそうです)

 

そんなこんなで、地元での営業に手ごたえを感じ始めていた2017年の1月、祖母の病状(末期の胃がん)が悪化したとの知らせを受け、「これはもう広島に帰れって神様が言ってるな」と思ったのでした。一人暮らしのアパートでフリーランス業をすることの孤独も身に染みていましたし(^^;)、できれば祖母の最期を近くで見守りつつ、地元で生活基盤を固めようと思いました。

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(※地元の仕事例(1)。Kindle本(電子書籍)『ニューサマーオレンジ』(飛騨俊吾氏(著)) の装画及び挿絵5点。瀬戸内の島が舞台の短編小説。
http://amzn.asia/0jqhxfj
https://youtu.be/_gidNAy7g9A)

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(※地元の仕事例(2)。広島市安芸区阿戸町里山あーと村で開催された「森のジャズライブ2017」のフライヤー用のイラスト。デザインは地域デザイン研究所によるもので、動物のあしらわれたロゴが超可愛い。元のイラストの10倍増し素敵に見えます……)

 

とはいえ、一度広島を出たことはもちろん無駄ではなく、首都圏にいたからこそ経験できた事は沢山ありました。何よりも、色んなタイプのイラストレーターと知り合えたことが一番の財産だと思っています。

たまに同業者同士の馴れ合いなんてくだらない、と言う人もいますが、私はそうは思わないもので……。その辺のことまた別の記事で書こうと思います。

語学エッセイ漫画 『日本人の中国語学習傾向』(個人の見解です)

語学エッセイ漫画第6弾。

日本人の中国語学習傾向について、自分なりの分析をツラツラ書いてみました。

あくまで「傾向」の話で、しかも個人の見解ですので、「自分には当てはまらない!」という人がいても怒らないでくださいね。(ビビリ)

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ホント、中国語って勉強してみると面白いですよ。

興味のある方はぜひ勉強しましょうよ~~

 

……という話をするとですね、たまに「中国が大好きなんだね」と言われることがあるのですが、別にそういう訳ではありません。じゃあ嫌いかというと、それにも単純なYesやNoでは答えられません。

だって「中国」って言い方、範囲広すぎますから。中国人にも色んな人がいるし、仲の良い大事な友達もいれば、大っ嫌いな人もいました。
中華料理は美味しいけど、本場の四川料理は私には辛すぎて食べられないし、中国の歴史や文化だって個人的に興味の持てるものと持てないものがありました。ただの好みの問題です。
政治なんかの話に至ってはゴニョゴニョゴニョ……って感じです。

自分の母国である日本ですら、好きなとこと嫌いなとこありますから。

 

ちなみに私の大学の恩師は、「僕の若い頃なんか、中国語勉強してるだけで『あなたは共産主義者なのか』って言われることもあった」と言ってました(^^;)。その先生は自称「右寄り」なんだそうですが。

 

個人的な印象ですが、語学が好きな人って「外国語を生かして何かをしたい」という目的があって勉強してる人ばかりじゃなく、「語学自体が楽しいから勉強してる」人がかなりの割合で存在する気がします。学習言語と本人の思想信条にはまったく関連がありません。この場合、語学学習自体が趣味であり目的なので、外国語を使ってアレをしたい、という他の目的がない人もいます。かく言う私もそれに近いタイプです。

じゃあなんでたくさんある外国語の中から中国語を選んだの?というのも聞かれることが多いので、いずれその辺のことも漫画に描いてみようかな、と思います。

語学エッセイ漫画 『Mr.とMs.』

語学エッセイ漫画の第5弾です。

仕事で英語のメールを書く時に、不便だなあと思っていたことをまとめてみました。

 

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描き終わってから反省。漫画にあるまじき字の多さ(笑)。いくら言語がテーマとはいえ、漫画である以上は絵で伝える情報量を増やさねばいけませんね。今後の課題です(^^;)。

 

閑話休題、大学職員時代は本当にこの「メールの相手は男か女か」を考えなければならない場面が多くて面倒くさかったです。特に、私が学生係をしていた大学院ではアジアやアフリカからの問い合わせが多く、名前を見ただけでは男性か女性かわからないことばかりでした。

先日この漫画をSNSにアップした際、アメリカでフリーの翻訳業をしている友人が「面識なくてもファーストネームの呼び捨てで "Hi, XXXX! " ってメール来ることも多いから、別に敬称つけなくても良いと思うよ~」というアドバイスをくれたのですが、アジアやアフリカの留学生の名前って、正直どれがファーストネームでどれがファミリーネームかもわからない事も多々あって……(^^;)。ファミリーネームやフルネームで呼び捨てするのはなんとなく抵抗があるので、私としてはやっぱりできるだけ無難に敬称を付けたい気持ちがあるのです。一応大学の問い合わせ窓口なので、返信の文章があまりフランク過ぎても良くないかな、という思いもありました(私ってマジメ……)。

 

ちなみに中国語だと、Mr.に相当する敬称は“先生”、Ms.は“女士”を使うのが一般的で、やはり男女の区別があります。ただ、“教授”、“老師(先生)”、“校長”、“総経理(社長)”など、役職名を敬称として使えるケースが英語よりも多いので、性別が分からなくても割と対処しやすいですね。(が、残念ながら大学で中国語のメールを打つことはあまり多くはありませんでした。というのも、複数の関係者をCCに入れてメール送信する際、中国語を読めない人が含まれていることがほとんどなので、結局「英語が一番効率的に情報共有できて良いね」ということになっちゃうんですよね……(^^;)。)

 

こうやって考えると、日本語の「様」は、性別や目上・目下に関係なく幅広く使える、非常にニュートラルで便利な敬称だと思います。

でも、だからといって日本が男女平等な社会かというと全くそうではないのが残念だなーとも思います。

大学で働くまでは私もあまり意識していなかったのですが、アジアやアフリカの大学と交流していると、女性の研究者や学部長、学長の数が多いことに驚かされます。外国と学長会議などをすると、相手国の出席者(学長)には一定の割合で女性がいるのに、日本側は95%以上男性だったりするんですよね……。もちろん国によって男女比率は違うのですが、日本ほど圧倒的多数が男性、という国はほとんどありませんでした。

先日「世界経済フォーラム」の報告書の中で、男女格差(ジェンダーギャップ)の国別ランキングが発表されましたが、日本が144カ国中114位で過去最低を更新した、というのを聞いてさもありなん、と思いました。

 

【追記】

翻訳者の友達から、追加のアドバイスいただきました。

1回きりのやりとりなら、Thank you for your email. とかで始めて名前を書かないのも、内容にもよるけど、あり」だそうです。

また、彼女のパートナー(英語ネイティブ)によると、「何度もやり取りする相手なら How may I address you? とか聞く」とのことです。

実に合理的。私は色々考えすぎなのかな、とも思いました(^^;)。

エッセイ漫画『留学中にマンホールに落ちた話』

今日の漫画は語学とは直接関係ありませんが、前回の記事『英语角(English Corner)に行ってみよう』の余談として、忘れられないエピソードをまとめてみました。

「英语角(English Corner)」が何のことかわからない方はぜひ前回の記事も読んでみてくださいませ~~。

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もう15年以上前の出来事ですが、この件は本当に強烈な記憶として残っています。

マンホールに落ちたこともショックでしたが、その後「英语角」で中国人学生たちに言われたことの方がショックでした……。

でもこの件、次の週に学校の先生や他の中国人の友達に話したら、「災難だったね~~」「ちゃんとクレーム出しなよ!!」とほとんどの人が慰めと同情の言葉をかけてくれました。なので、「英语角」で会った人たちが冷たかったのは、ひょっとして私の言い方が悪かったのか……?と思うこともあります。自分が言った一言一句を正確に覚えているわけではないけど、もしかすると「中国は安全管理がなってない!」とか、範囲を広げて批判してしまったのかもしれません。まあその辺の記憶はあいまいなので推測でしかないのですが。(^^;)

ちなみに、この事故では右足の脛に出血を伴う擦り傷、右わき腹に直径10cmぐらいの赤黒い痣ができ、かな~~り痛かったです(^^;)。マンホールから出た直後はなぜかあまり痛みを感じなかったのですが……やっぱり怒ってたからアドレナリンが出てたのでしょうか。1週間くらいはお腹の痛みで寝苦しかった記憶があります。念のためレントゲンを撮ったら骨には異常なかったので、それは不幸中の幸いでした。

語学エッセイ漫画 『英语角(English Corner)に行ってみよう』

語学エッセイ漫画の第4弾です。

私は2001年9月~2002年8月、中国に語学留学していました。1年間の留学生活は当時の自分にとって新鮮な事ばかりで、今でも鮮明に記憶に残っています。漫画のネタにできそうなエピソードも沢山あるので、今後小出しにしていきたいな~ と思っております。

今回は、「英语角 (イングリッシュコーナー)」と呼ばれる、日本にない英語学習法について描いてみました。

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私が留学していた大連は日系企業の多い都市なので、日本語の学習者人口も大変多く、「英语角(English Corner)」以外に「日语角(日本語コーナー)」もありました。日本人が「日语角」に参加しても自分の語学力アップにはならないので私は行きませんしたが(^^;)。でも、まだあまり中国語を話せない初級レベルの日本人留学生が、中国人の友達を作る最初のきっかけとして「日語角」に参加したりしてました。で、そこでできた友達に、中国語の個人指導を別途お願いしたり。皆色々工夫しながら会話のトレーニングをしていました。

 

「英语角」でも思ったことですが、中国の英語学習者の多くは話す時にモジモジしないんですよね。間違えるのが当たり前、口を動かしてナンボ、という感じでした。中国語の先生にも “学外语的,脸皮要厚(外国語を学ぶ者は厚かましくあらねばならない)” とよく言われたものです。

そして、現地の大学生がものすご~~く勤勉だったことも強く印象に残っています。勉強する時間も熱意も、平均的な日本人大学生のそれとは比べ物になりません。中国の大学生は宿舎暮らしが多いのですが、大体6~8人部屋ぐらいなので、ルームメイトの睡眠を妨げないよう、屋外に出て英語の音読トレーニングをしている人が大勢いました(2001年当時の話。今どうなのかは知りません(^^;))。気温が氷点下10℃近くまで下がる冬の朝でも、5時頃に起きて窓の外を見ると英語の教科書を手に音読練習をしている学生が少なからずいて、大いにビビったことを覚えています。

私も最初、彼らの真似をして早朝音読練習を屋外でしようとしたことがあったのですが、秋までが限界でした。冬になると寒すぎて口が動かなくなってしまって……(^^;)。5時起きは続けましたが、外には出ず、部屋の中でブツブツ言うだけにとどめました。

 

なお、この漫画にはちょっと驚く余談があるのですが、それは近いうち別の漫画としてアップしたいと思います。