イラストレーター みしまゆかりの絵日記帳

日々の創作活動をご紹介します。

語学エッセイ漫画 『日本人の中国語学習傾向』(個人の見解です)

語学エッセイ漫画第6弾。

日本人の中国語学習傾向について、自分なりの分析をツラツラ書いてみました。

あくまで「傾向」の話で、しかも個人の見解ですので、「自分には当てはまらない!」という人がいても怒らないでくださいね。(ビビリ)

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ホント、中国語って勉強してみると面白いですよ。

興味のある方はぜひ勉強しましょうよ~~

 

……という話をするとですね、たまに「中国が大好きなんだね」と言われることがあるのですが、別にそういう訳ではありません。じゃあ嫌いかというと、それにも単純なYesやNoでは答えられません。

だって「中国」って言い方、範囲広すぎますから。中国人にも色んな人がいるし、仲の良い大事な友達もいれば、大っ嫌いな人もいました。
中華料理は美味しいけど、本場の四川料理は私には辛すぎて食べられないし、中国の歴史や文化だって個人的に興味の持てるものと持てないものがありました。ただの好みの問題です。
政治なんかの話に至ってはゴニョゴニョゴニョ……って感じです。

自分の母国である日本ですら、好きなとこと嫌いなとこありますから。

 

ちなみに私の大学の恩師は、「僕の若い頃なんか、中国語勉強してるだけで『あなたは共産主義者なのか』って言われることもあった」と言ってました(^^;)。その先生は自称「右寄り」なんだそうですが。

 

個人的な印象ですが、語学が好きな人って「外国語を生かして何かをしたい」という目的があって勉強してる人ばかりじゃなく、「語学自体が楽しいから勉強してる」人がかなりの割合で存在する気がします。学習言語と本人の思想信条にはまったく関連がありません。この場合、語学学習自体が趣味であり目的なので、外国語を使ってアレをしたい、という他の目的がない人もいます。かく言う私もそれに近いタイプです。

じゃあなんでたくさんある外国語の中から中国語を選んだの?というのも聞かれることが多いので、いずれその辺のことも漫画に描いてみようかな、と思います。

語学エッセイ漫画 『Mr.とMs.』

語学エッセイ漫画の第5弾です。

仕事で英語のメールを書く時に、不便だなあと思っていたことをまとめてみました。

 

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描き終わってから反省。漫画にあるまじき字の多さ(笑)。いくら言語がテーマとはいえ、漫画である以上は絵で伝える情報量を増やさねばいけませんね。今後の課題です(^^;)。

 

閑話休題、大学職員時代は本当にこの「メールの相手は男か女か」を考えなければならない場面が多くて面倒くさかったです。特に、私が学生係をしていた大学院ではアジアやアフリカからの問い合わせが多く、名前を見ただけでは男性か女性かわからないことばかりでした。

先日この漫画をSNSにアップした際、アメリカでフリーの翻訳業をしている友人が「面識なくてもファーストネームの呼び捨てで "Hi, XXXX! " ってメール来ることも多いから、別に敬称つけなくても良いと思うよ~」というアドバイスをくれたのですが、アジアやアフリカの留学生の名前って、正直どれがファーストネームでどれがファミリーネームかもわからない事も多々あって……(^^;)。ファミリーネームやフルネームで呼び捨てするのはなんとなく抵抗があるので、私としてはやっぱりできるだけ無難に敬称を付けたい気持ちがあるのです。一応大学の問い合わせ窓口なので、返信の文章があまりフランク過ぎても良くないかな、という思いもありました(私ってマジメ……)。

 

ちなみに中国語だと、Mr.に相当する敬称は“先生”、Ms.は“女士”を使うのが一般的で、やはり男女の区別があります。ただ、“教授”、“老師(先生)”、“校長”、“総経理(社長)”など、役職名を敬称として使えるケースが英語よりも多いので、性別が分からなくても割と対処しやすいですね。(が、残念ながら大学で中国語のメールを打つことはあまり多くはありませんでした。というのも、複数の関係者をCCに入れてメール送信する際、中国語を読めない人が含まれていることがほとんどなので、結局「英語が一番効率的に情報共有できて良いね」ということになっちゃうんですよね……(^^;)。)

 

こうやって考えると、日本語の「様」は、性別や目上・目下に関係なく幅広く使える、非常にニュートラルで便利な敬称だと思います。

でも、だからといって日本が男女平等な社会かというと全くそうではないのが残念だなーとも思います。

大学で働くまでは私もあまり意識していなかったのですが、アジアやアフリカの大学と交流していると、女性の研究者や学部長、学長の数が多いことに驚かされます。外国と学長会議などをすると、相手国の出席者(学長)には一定の割合で女性がいるのに、日本側は95%以上男性だったりするんですよね……。もちろん国によって男女比率は違うのですが、日本ほど圧倒的多数が男性、という国はほとんどありませんでした。

先日「世界経済フォーラム」の報告書の中で、男女格差(ジェンダーギャップ)の国別ランキングが発表されましたが、日本が144カ国中114位で過去最低を更新した、というのを聞いてさもありなん、と思いました。

 

【追記】

翻訳者の友達から、追加のアドバイスいただきました。

1回きりのやりとりなら、Thank you for your email. とかで始めて名前を書かないのも、内容にもよるけど、あり」だそうです。

また、彼女のパートナー(英語ネイティブ)によると、「何度もやり取りする相手なら How may I address you? とか聞く」とのことです。

実に合理的。私は色々考えすぎなのかな、とも思いました(^^;)。

エッセイ漫画『留学中にマンホールに落ちた話』

今日の漫画は語学とは直接関係ありませんが、前回の記事『英语角(English Corner)に行ってみよう』の余談として、忘れられないエピソードをまとめてみました。

「英语角(English Corner)」が何のことかわからない方はぜひ前回の記事も読んでみてくださいませ~~。

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もう15年以上前の出来事ですが、この件は本当に強烈な記憶として残っています。

マンホールに落ちたこともショックでしたが、その後「英语角」で中国人学生たちに言われたことの方がショックでした……。

でもこの件、次の週に学校の先生や他の中国人の友達に話したら、「災難だったね~~」「ちゃんとクレーム出しなよ!!」とほとんどの人が慰めと同情の言葉をかけてくれました。なので、「英语角」で会った人たちが冷たかったのは、ひょっとして私の言い方が悪かったのか……?と思うこともあります。自分が言った一言一句を正確に覚えているわけではないけど、もしかすると「中国は安全管理がなってない!」とか、範囲を広げて批判してしまったのかもしれません。まあその辺の記憶はあいまいなので推測でしかないのですが。(^^;)

ちなみに、この事故では右足の脛に出血を伴う擦り傷、右わき腹に直径10cmぐらいの赤黒い痣ができ、かな~~り痛かったです(^^;)。マンホールから出た直後はなぜかあまり痛みを感じなかったのですが……やっぱり怒ってたからアドレナリンが出てたのでしょうか。1週間くらいはお腹の痛みで寝苦しかった記憶があります。念のためレントゲンを撮ったら骨には異常なかったので、それは不幸中の幸いでした。

語学エッセイ漫画 『英语角(English Corner)に行ってみよう』

語学エッセイ漫画の第4弾です。

私は2001年9月~2002年8月、中国に語学留学していました。1年間の留学生活は当時の自分にとって新鮮な事ばかりで、今でも鮮明に記憶に残っています。漫画のネタにできそうなエピソードも沢山あるので、今後小出しにしていきたいな~ と思っております。

今回は、「英语角 (イングリッシュコーナー)」と呼ばれる、日本にない英語学習法について描いてみました。

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私が留学していた大連は日系企業の多い都市なので、日本語の学習者人口も大変多く、「英语角(English Corner)」以外に「日语角(日本語コーナー)」もありました。日本人が「日语角」に参加しても自分の語学力アップにはならないので私は行きませんしたが(^^;)。でも、まだあまり中国語を話せない初級レベルの日本人留学生が、中国人の友達を作る最初のきっかけとして「日語角」に参加したりしてました。で、そこでできた友達に、中国語の個人指導を別途お願いしたり。皆色々工夫しながら会話のトレーニングをしていました。

 

「英语角」でも思ったことですが、中国の英語学習者の多くは話す時にモジモジしないんですよね。間違えるのが当たり前、口を動かしてナンボ、という感じでした。中国語の先生にも “学外语的,脸皮要厚(外国語を学ぶ者は厚かましくあらねばならない)” とよく言われたものです。

そして、現地の大学生がものすご~~く勤勉だったことも強く印象に残っています。勉強する時間も熱意も、平均的な日本人大学生のそれとは比べ物になりません。中国の大学生は宿舎暮らしが多いのですが、大体6~8人部屋ぐらいなので、ルームメイトの睡眠を妨げないよう、屋外に出て英語の音読トレーニングをしている人が大勢いました(2001年当時の話。今どうなのかは知りません(^^;))。気温が氷点下10℃近くまで下がる冬の朝でも、5時頃に起きて窓の外を見ると英語の教科書を手に音読練習をしている学生が少なからずいて、大いにビビったことを覚えています。

私も最初、彼らの真似をして早朝音読練習を屋外でしようとしたことがあったのですが、秋までが限界でした。冬になると寒すぎて口が動かなくなってしまって……(^^;)。5時起きは続けましたが、外には出ず、部屋の中でブツブツ言うだけにとどめました。

 

なお、この漫画にはちょっと驚く余談があるのですが、それは近いうち別の漫画としてアップしたいと思います。

語学エッセイ漫画 『語学と筋肉の関係』

語学エッセイ漫画の第3弾です。

英語を勉強し始めた頃、「繰り返し音読して英語の発音に慣れなさい」と親からも先生からも指導されたものです。私もこの助言を素直に受け入れ、おかげ様で英語の成績は結構良い方でした。

特に深く考えることなく習慣的に続けていた音読練習ですが、大学時代にその効果について改めて考えるきっかけがあり、目から鱗が落ちたのでした。

 

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この漫画を描いている最中、「筋トレ」が必要なのはスポーツや語学だけではないな、とふと思いました。

絵画技法の本を読んでも、絵を描かなければ上達しない。

書道の本を読んでも、字を書かなければ上達しない。

ピアノの演奏を聴いても、自分で弾かなければ上達しない。 等々。

 

こう書くとめっちゃ当たり前の事ですね~。(改めて漫画にするほどのことではなかったのかも(^^;))

でも「音読は筋トレと同じだ」と言われた時にはすごい説得力だな!と衝撃を受けたんです。「英語は筋肉で覚えるんだ!」と言われたら筋トレ好きの人は学習モチベーションが上がるんじゃないかな、と思うのですが、どうでしょうか?

語学エッセイ漫画 『英語を使う人、断固使わない人』

語学エッセイ漫画の第2弾。

サラリーマン時代に言いたくてもあまり言えなかったことを吐き出してみました。

(元同僚から「在職中も結構好き勝手言ってたじゃねーか」と言われそうな気もしますが……(^^;))

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語学を使う仕事にも、様々な業種や職種があります。

私の場合、最初に就職したのは翻訳会社で、次に某自動車メーカーで派遣社員をし、その次に就職したのは大学の事務でした。いずれの職場でも外国語を使う機会はありましたが、使う目的がそれぞれ異なり、一緒に働く人たちのモチベーションや語学スキル、考え方なども様々でした。

例えばこんな感じです ↓

 

翻訳会社の場合

  • Aさん……正社員、翻訳・校正担当。TOEIC 990点。
    元々英語が好きで、いずれフリーランスの翻訳者として独立するのが目標。読み書きの方が得意だが、通訳もできないわけではない。
  • Bさん……正社員、営業担当。TOEIC 730点。
    翻訳業務をすることはあまりないが、納品前の最終チェックをするので、基本的な語学力はある。
  • Cさん……登録スタッフ。TOEIC 990点。
    数少ない同時通訳スキルの持ち主。明るくハキハキした性格で、大きな会議通訳でも物怖じしないので頼りになる。が、翻訳をさせると妙に雑で、誤訳や誤字脱字が多く、用語の統一もされていないため読みにくい。校正者泣かせ。
  • Dさん……登録スタッフ。TOEIC 990点。
    産業翻訳や特許翻訳など、専門的な内容の翻訳にも対応可能。作業スピードは速くないが、ほぼ完璧な文章が上がってくるので修正が少ない。
    が、極端な口下手で、通訳どころか日本語の会話もたどたどしく、電話をしてもめったに出てくれない。メールの返信は超早い。

自動車メーカーの場合

  • Eさん……正社員、某国への輸出取引を担当。TOEIC 550点。
    英語の勉強は好きじゃないが、業務で使わざるを得ないので腹をくくって使っている間にいつの間にか喋れるようになった。TOEICの点は低いが、800点以上の人より流暢に喋る。
  • Fさん……正社員、某国でのマーケティング担当。TOEIC 500 → 810点。
    Eさんと同じく、必要に迫られて英語を勉強し、業務をこなせるように。Eさんほど流暢には話せない。
  • Gさん……派遣社員、中国語の通訳・翻訳担当。
    会議通訳から専門性の高い翻訳までバランス良くこなせる。
  • Mさん(てか私)……派遣社員、中国語及び英語の翻訳を担当。
    派遣契約時点で通訳スキルがなく、「そのうち通訳もできるよう努力するので成長するのを待ってください」と正直に話して採用してもらった。……が、2年経っても結局通訳はできないまま、リーマンショックが起きて派遣期間が終了。最後まで肩身狭かったです……。

大学職員の場合

  • Hさん……国際系部署の正規職員。TOEIC600→830点。
    業務上の必要に迫られて猛勉強し、メールや電話でのやりとりは不自由なくできるように。ただし、複雑な会議通訳などはできない。
  • Iさん……国際系部署のアルバイト、アメリカ人留学生。日本語検定1級。
    通訳は問題ないが、翻訳は下手。日本語はペラペラなのに、母国語である英語の文章力がない。翻訳者というよりはネイティブチェッカーとして活躍。
  • Jさん……国際系部署の正規職員。TOEIC 不明(多分受けていない)
    英語のメールを読んで理解することはできる。届いたメールにはちゃんと自分で目を通し、返信は部下に指示して翻訳してもらう。
  • Kさん……「国際」がつかない部署の正規職員。TOEIC 600点。
    自部署の担当事項の内、留学生や外国人研究者に伝達しなければいけない必要最低限の情報のみ部分的に英訳する。ネットで例文を検索し、コピペできるところはコピペ。
  • Lさん……「国際」がつかない部署の正規職員。TOEIC 不明(受けてない)。
    英語を使う、という時点でそれは自分の仕事ではない思っている。業務内容の如何にかかわらず、国際系部署に丸投げしたい。

 

こうして思い返すと、高い語学力を持っている人でも苦手な分野はあって、足りないところを周りの人と補い合いながら業務を回しているケースがほとんどだなぁと改めて思います。

最後のLさんのように「英語は断固拒否!!」という頑なな姿勢でなければ、工夫と助け合いでどうにかできると個人的には思うのですが、組織で働いているとLさんタイプも結構いるなぁと思いました(^^;)。その場合、業務が回るか否かよりも、職員間に分断が起きるのが何よりの問題のように思います。非常~~~に険悪なムードになってしまうので……。

語学エッセイ漫画 『敬語についてのあれこれ』

プロフィールにも書いておりますが、私には美術系の学歴がなく、大学では中国語を専攻しておりました。卒業後は翻訳会社で翻訳・校正をしたり、大学の国際系部署で事務職員をしたりと、なんだかんだ語学を使う仕事を約10年続けました。

色々あって現在はイラストレーターをしておりますが、過去の経歴やスキルを今の仕事にどうにか絡められないかな~~ と考え、今年の秋くらいから描き始めたのが、以下の語学エッセイ漫画シリーズです。

第1弾のテーマは、『敬語についてのあれこれ』。Twitterにアップしたところ、色んな人から「共感する」とコメントをいただけてとても嬉しかったのでした。

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Twitterで「いいね」を100以上もらえたのはこれが初めてだったので、軽く小躍りして喜びました(笑)。

私の周りでも、「頭では正しくないとわかっていても、世間で定着し始めている誤用表現が思わず口をついて出てしまうことがある」という人は多いです。そのうち誤用表現の方が多数派になって、正しい表現として認知される日も来るかもしれませんね。

 

ところで、この漫画を描いたことで改めて思ったこと。漫画を描くのは楽しい。

小学校から高校くらいまで、ストーリー漫画家になりたいと思っていたのですが、どうしても「照れ」を捨てきれず、描いたモノを人に見せることができませんでした。誰にも見せられない漫画を1人でコソコソ描いては、机の引き出しに封印していたものです。

が、今回描いたようなノンフィクション系のエッセイ漫画であれば、あまり照れを感じなくなってきまして。

そして、サラリーマン時代に言いたくてもなかなか言えなかったことを、フリーになった今であれば気兼ねなく漫画の中に放出できるんだ!と思うと、これは今後も描き続けてシリーズ化すべきだと自分の中で勝手に結論づけました(笑)。

そんなわけで、語学エッセイ漫画、今後も続きます。11月下旬の現時点で、Twitter上では第6弾まで公開しているので、このブログでもまずそれをアップして、Twitterに書ききれなかった在職中のエピソードなどを加筆していきたいな、と思っています。

お付き合いいただければ幸いです♪