イラストレーター みしまゆかりの絵日記帳

日々の創作活動をご紹介します。

新年のご挨拶と年賀状考

明けましておめでとうございます!

昨年は公私とも本当に多くの皆様の皆様のお世話になりました。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

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今年の年賀状は干支ではなく、毎年冬になると実家の庭によく遊びに来るメジロと蝋梅をモチーフにしてみました。今回は年賀状の準備がもたつき、1月初旬に届くように発送できるか自信がなかったので、いざとなったら寒中見舞に転用できるようにとあえて干支を入れませんでした。(結局、なんとか三が日の間に発送できました。やれやれ(^^;))

ふっくらした冬のメジロは描いてて楽しかったです。

 

年賀状を出すか否か、誰に出すか問題

今年は年賀状を出す枚数減らそうか?と直前まで迷っておりました。

というのも、最近は紙の年賀状を出す人は徐々に減ってますし、場合によっては「年賀状をもらうと返事するのが面倒」「親しくない人からもらうと迷惑」という人もいるだろうなぁ……とか考え始めると、送り先リストを作るだけでものすごく悩んでしまいまして。もともと人付き合いが下手な人間なので、私が年賀状送ったら迷惑になるんじゃないかとか思っちゃうんですよね……。

クライアントに送る分には、仕事上のお付き合いなので、そんなに悩まないんですが。

 

でも、実際に元旦になって年賀状を受け取ると、やっぱり嬉しいものだなあとしみじみ思いました。SNSでつながっていない友人も少なからずいるので、年賀状はやっぱり貴重な近況報告の機会なんですよね。大人になると交友範囲も広くなるし、お互いに多忙でなかなか小まめに連絡を取り合えない。毎年1回年賀状を送りあうことで、疎遠になりかけていた古い友人との思い出がよみがえって距離感が少し戻る、あの感じは悪くないなあと思ったりします。

 

とはいえ、年賀状が面倒くさいなあ~~ と思うことはやはりあります。年賀状を書くこと自体が面倒なのではなく、マナーや決まり事が多すぎて煩わしいのです。

私が個人的に納得できないのはアレです。年賀状をくれた人に返信する時に「年賀状ありがとう」と書くと、送るつもりがなかったのがバレバレで失礼にあたる、とかいうやつ。おかしくないですか!?昔ならともかく、今はメールやSNSで年始の挨拶をする人も多いし、紙の年賀状を元旦に届くように出せなかったからってそんなに目くじら立てるなよ、と思う。出すつもりはあったけど忙しくて間に合わなかった人だって絶対いますよ。

年1回の年賀状で、結婚や出産などの重要な報告が届くこともしょっちゅうです。その事実を知っていながら、「おめでとう」も「連絡ありがとう」も書かず、12月31日までに出しましたよ~という体の文章の年賀状を返す方がよほど不誠実なんじゃないか???と個人的には思っております……。

細かいマナーは、「知っているに越したことはないが拘りすぎない」ぐらいが一番じゃないですかね。

 

営業ツールであり教材でもある年賀状

 年賀状に対する複雑な感情を上にブツブツ書きましたが、イラストの仕事をする上では、年賀状は大事な営業ツールでもあります。お世話になっているクライアントや、今後仕事を依頼してほしい企業などに、自分のイラストをあしらった季節のお便りを送ることで、自分の存在(とイラストのタッチ)を頭の片隅に置いてほしい、と思って送ってる同業者は多いです。

なので同業者やクライアント(デザイン事務所など)から届く年賀状は、皆さん気合いを入れて作ってらっしゃるのでクオリティがものすごく高い。ステキすぎて震えちゃいます。並べて眺めると自分の年賀状がショボく見えて軽く落ち込むこともあります(^^;)。

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実は、年賀状づくりにはちょっと苦手意識があります。というのも、年賀状って「イラスト」ではなく「デザイン」なんですよね。

イラストとデザインは似て非なる概念です。イラストは用途に合わせて描かれた「絵」、デザインはそういう絵や写真、文字などの要素を決定・配置して最終的に消費者が利用する形態に「設計」する作業。イラストはデザインに使う部品の一つ、みたいなイメージでしょうか。

例えば、これ↓ は年賀状用の「イラスト」。

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そしてこれ↓ が、上のイラストを使って作った年賀状の「デザイン」です。

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私はデザインに関しては、学校や職場などで体系的・実践的な教育や研修を受けたことがなく、本を読んで独学した程度です。たまに必要に駆られてデザインワークをすることもありますが、どうしても付け焼刃な印象になってしまうのが現状です。

ですので、デザインの達者な人の作った年賀状は一生懸命観察しています。(デザイナーを名乗るつもりはなくても、自分の宣材品ぐらいはもう少しお洒落に作れるようになりたい……)

優れた教材としても、年賀状ってもらうと嬉しいものだなぁと思います。

【2019年の抱負 2】ストックフォトに取り組みたい

(前回の記事の続き)

2019年の抱負の2つ目は、ストックフォト(ストックイラスト)に取り組むことです。

 

ストックフォトとは、クリエイターが提供する写真やイラストなどの素材を、使用料を支払うことでダウンロードして利用できるサービスで、代表的なものにPIXTAAdobe Stockなどがあります。

ダウンロード数が増えれば収入源の一つになり、作品を見てもらう機会が増えることで新規顧客開拓につながる可能性もあるため、近年ストックフォトに力を入れるクリエイターが増えているそうです。私も随分前から興味を持ち、主要なストックフォトサービスにアカウントだけは作っていました。

しかし、アカウントを作ったものの、ノウハウがないため二の足を踏んでいるうちに時間ばかりが経ってしまい、結局まだ1枚もイラストをアップしておりません(^^;)。

 

そこで先日、同じ広島在住のイラストレーターで、ストックフォト業界でも活躍されているよぴんこさんに講師役をお願いして、ストックフォトの勉強会を開催しました。

(勉強会の概要はよぴんこさんがブログ記事にまとめてくださいました↓)

広島近郊のイラストレーターさんに向けて「ストックフォト勉強会」を行いました – かわいいイラスト制作所 イラストレーターよぴんこ

 

勉強会でよぴんこさんにストックフォトの色々な利点や注意点、ノウハウなどを教わって俄然やる気が出てきたので、現在放置しているPIXTAAdobe Stockのアカウントを来年こそは稼働させようと思っています。フリーのイラストレーターはとにかく収入が不安定なので、クライアントから依頼されて描く「本業」以外に副収入があると精神衛生上良いのです。

以下は、以前Twitterに載せたイラストレーターの収入イメージグラフです。

 

上のツイートで言及した週3のアルバイトも今年度いっぱいで辞め、4月以降は絵の仕事に専念する予定なので、なおさらストックフォトに注力する必要性を感じている今日この頃です。

 

では、どんなイラストを登録していくべきか?

当初は、仕事以外で描いたオリジナルのイラストを片っ端から登録しようと思っていたのですが、よぴんこさんの講座を受けた後で、ちゃんと戦略を練ろうと考えを改めました。

普段私が描いているのは、こんな感じ↓ の水彩画で、ストーリー性のあるものが多いです。こういう絵は、シチュエーションが限定されるので使い勝手が良くなく、ストックフォトには向かないだろうな、という想像ができます。

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また、もう一つ懸念しているのが、作者にとって不本意な加工をされる可能性もあるということ。ダウンロードした画像がどんな風に加工されても、クリエイター側は基本的に文句を言わないことが規約に定められていることが多い。

ストックフォトの利便性を確保するためには必要な規約だとは思うのですが……

極端に言うと、こんな風に縦横比を変えられたり→f:id:YukariMishima:20181223234448j:plain

こんな風に変なトリミングの仕方をされたり→f:id:YukariMishima:20181223234515j:plain

する可能性もゼロではない。

(ここまで極端なことをする人はいないと思いたいですが、実際過去に信じがたいほどダサく加工されたことがあります。)

 

そのため、オリジナル作品を片っ端からアップするのではなく、まずは

・素材として使いやすい、背景のないもの

・多少改変されてもまあいいか、と自分で納得できるもの

を選ぶことにしました。それを基準に既存の作品から使えそうなものを探したところ、水彩で描いた動植物がそこそこの数見つかりました。以下はその内の一部。

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 習作のスケッチや、コンペ用に描いたけど落選したヤツ、祖母が亡くなった時に喪中ハガキ用に描いた花など、一度描いたきり押し入れに眠らせていたものが少なからずあるので、まずはそれを再利用するところから始めようと思います。

眠っていた絵が資源になる、というのはちょっと嬉しいですね(^^)

【2019年の抱負 1】ストーリー漫画の「照れ」を克服したい

信じたくありませんが、2018 年も残り10日となりました…。

今年中にすべきことは山積みですが、ぼちぼち今年1年を振り返り、来年の抱負などを考えてみようと思います。

 

【2018年の総括】

ちょうど1年前の今頃、

「自分の本の企画書を作り、出版社へ持ち込みたい」

という新年の抱負をこのブログに書きました。(詳細は以下のリンクを参照)

2018年の抱負 (1)

2018年の抱負 (2)

考えていた企画は2つありましたが、その内の1つ、「3Dトリックアートの塗り絵本」については、幸運なことに記事を読んでくださった編プロから書籍化のお誘いを頂き、この8月に出版に至りました↓。

もう一つ考えていた「語学エッセイ漫画」の方は、この1年間全く新作を描かないという、有言不実行な結果になりました。ブログ開設当初に「細く長く続けたい」とか書いてたのを読むとちゃんちゃらおかしいですね(^^;)。

別に描くのが嫌になった訳ではなく、あれもやりたい、これもやりたいと他のことによそ見をしていたら1年経っていた、という感じです。私の性格なので今後もよそ見は多いと思いますが、突然また描き始めるかもしれません。

 

その代わり、というのも変ですが、広告漫画やルポ漫画のお仕事はパラパラと入るようになりました。昨年からエッセイ漫画をSNSに載せていたおかげで「ふーん、みしまさん漫画も描けるんだ。じゃあ…」とご依頼くださる方が増えたようです。ありがたや……。

f:id:YukariMishima:20181220205340j:plainアトリエぱお こどもクラス紹介漫画

 

【2019年の抱負】

で、2019年の抱負はどうしようかなー と思いながら先日部屋の掃除をしていたところ、押し入れの中から恐ろしいものを発見しました。大昔、雑誌に投稿した漫画の原稿とかネームです。(その頃はエッセイ漫画ではなく、ストーリー漫画を描いていました。)人に見られたら羞恥のあまり失踪したくなる代物なので、恐る恐る中身を確認しながらシュレッダーにかけて半分くらい処分しました。

雑誌に投稿して一応「惜しかったで賞」的な賞をもらえた作品などは自分の記念に残しましたが、それでも人には絶対見せられん……と厳重に封印して押し入れの奥に押し込みました。ヤな汗かいた……。

でも、描いた漫画をこんな風に恥ずかしがって、絶対人に見せようとしないから絶対漫画家になれないんだよな、という当たり前のことを今更しみじみ思ったりもしました。中学生ぐらいから30歳近くなるまで、かなり長い間、漫画家になりたいと思い続けていたのに、結局その熱がおさまるまで「照れ」を克服することができなかったのです。

 

最近描いてるエッセイ漫画やルポ漫画、広告漫画だったら全然そういう照れを感じないんですけどね。その手の漫画って基本的にノンフィクションで、実際の出来事や自分の感想、お客さんから指示されたシナリオを描き起こす作業なので、ストーリー漫画と比べると、自分の内面を赤裸々にさらけ出す感覚が薄いのだと思います。

でもストーリー漫画は自分の頭の中の妄想を組み立てて形にする作業なので、自分の内面のすごく深い部分を見せないといけないし、「創作」の力量もより問われるような気がします。話に無理があったり、登場人物がクサイ台詞を吐いてたりするのを、人に見せる時の恥ずかしさはエッセイ漫画の比ではありません。(あくまで私個人の感想ですが。) 

 

しかし本音を言うと、ストーリー漫画を描きたいという気持ちは今でも根強くあります。商業誌に載せたいとまでは思いませんが、幸い今はSNSで作品を発表できるので、昔と違って人に見てもらう機会はいくらでも作れるんですよね……。

そんなこんなで、「短編のストーリー漫画を最後まで描き切ってネットにアップする」ことを2019年の抱負の一つにすることにしました!漫画の「照れ」を克服できたら、イラストの方でも何か一皮向けた表現が出来るかもしれない、とも思うのです。私のイラスト、いつも「大人しい」とか「マジメ」とか言われがちなので……。

20年以上抱えている「照れ」を克服することができるのか???というのは自分でも半信半疑ですが、その前にまずは漫画を描き切るのが肝要ですね。「年内に1~2本完成させる」とかいうボヤっとした目標を立てると絶対実行しなさそうなので、1月に各種設定、2月にプロット、3月にネーム、4月に下書き、5月にペン入れ……みたいな短期目標を立ててコツコツ進めようと思います。

がんばろ。

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iPadで描いたコミック風イラスト

 

今年もあと1か月

久々の更新です。10月と11月は、繁忙期とペットロスが重なってややしんどい2か月となりました。

前回の記事では、我が家の愛犬の旅立ちについて書きました。その後、比較的すぐに日常に戻ることはできましたが、やはりふとした瞬間に喪失感がおそってきて、じわりじわりと寂しい今日この頃です。とはいえ、いつまでも下を向いているわけにもいかないし、それをあの子のせいにもしたくないので、素敵な思い出を沢山くれたことに感謝しながら前に進もうと思います。

 

この秋は本業と副業を両立することの大変さが改めて骨身に染みました。不思議なことに、アルバイトが忙しい時って本業も忙しくなるんですよね……(^^;)。本業が忙しくなるのはウェルカムなのですが、何しろ身は一つで、クオリティを落とさずに処理できる量にも限界があるので、バイトは今年度いっぱい(来年3月まで)で一区切りにし、来年の春からは本業に集中する予定です。

(でも本業が暇になったら短期のバイトはするかも。)

 

気が付けば、今年もあと1か月ですね(;゚Д゚)。早っ!!

あっという間の1年でしたが、このブログに書いた新年の抱負の一部が実現したりと、自分にとっては大きな変化のあった年でもありました。

次回以降の記事では、この1年の総括と、来年に向けた抱負なんぞをしたためてみようと思います。

 

以下は、2019年のカレンダー用に描いたイラスト12枚です。10月に着手して、なんとか11月中に描き上げることができました。着手が遅かったのが反省点ですが、まあまあ頑張ったよね、と自分をねぎらっているところです。

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生きとし生けるもの

昨日の朝、我が家の愛犬のシナモンがあの世に旅立ってしまいました。

タイミングの悪いことに、私はその前日から東京に出張しており、死に目に立ち会うことはできませんでした。16歳3か月で、いつ何があってもおかしくない年齢なので、普段から覚悟はしていたつもりだったのですが、よりによって私の不在中ということで、家族から報せの電話を受けた瞬間に涙が止まらなくなってしまいました。10月14日に六本木・青山~羽田近辺や東京から広島へ向かう飛行機の中で、人目も憚らず泣いているもっさりしたアラフォー女を見かけた方、それはおそらく私だと思います。 

一方で、私以外の家族はシナモンの最期を看取ってくれました。日曜日だったので、普段は会社に勤めている姉や妹も駆けつけることができました。高齢犬でありながら、大きな病気もなく前日の朝まで普通にごはんを食べたり散歩をしたりしていましたし、客観的に見るとシナモンは幸せな一生を送ったのだと思います。

 

ただ、最期を看取った家族も、私とは別の罪悪感に苦しんでいるようです。(日曜日なのに) かかりつけの獣医の先生に無理を言って診て頂いたのですが、レントゲンを撮っている間にどんどん衰弱し、そのまま診察台の上で逝ってしまったそうで。

 レントゲン室の中はひとりで不安だっただろうな。

 そんなに弱ってたなら病院に行かずに家で看取ってあげた方がよかったかな。

 でも家で看取ったとしても「病院に行けば助かったかもしれない」 と後悔しただろうな。

……ということを母や姉はぐるぐる考えてしまうようです。歳が歳なので、普通に考えて寿命だと思うし、誰が悪いわけでもないのですが、どうしてもそういう心理になってしまうのでしょうね。

 

この絵は、今日火葬場に行く前に、シナモンの遺体の横で描きました。ちょうど1年前の今頃に母方の祖母も亡くなったのですが、ふたりは生前とても仲が良かったので、あちらで再会してまた一緒に散歩してたらいいな、と思います。

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母方の祖母は、亡くなる12年前ほど前に我が家で同居を始めました。実の娘が面倒を見てくれるとはいえ、それまで住んでいた自分の家を離れて違う環境で生活するのはストレスもあったでしょう。そんな中で、シナモンはきっと祖母の癒しになっていたはずだと思います。

散歩の時は人間が2人以上でお供をしないと歩きたがらない、やや面倒くさい性格の犬でしたが、そのお陰で、引きこもりがちな祖母を外に連れ出す口実ができて助かることも多かったです。「一緒に散歩しよ。私一人だとシナモンが歩かないから」とか言って。

祖母はあまり早く歩けるわけではないので、いつもシナモンが祖母の少し前方をトトトトと歩き、時々立ち止まっては「ちゃんとついて来てるか?」と確かめるように振り返るのが可愛かったです。「足速いでしょ?」とちょっと得意げに笑っているようにも見えました。

臆病で、散歩もあまり遠くまでは行きたがりませんでしたが、自分のテリトリーである自宅の庭は大好きで、年をとって足が弱っても1日に1度は庭に出ないと落ち着かないようでした。

49日を過ぎたら、居間の窓から見えるミモザの木の根元に埋葬しようか、と話しているところです。

 

まだふたりが元気だった頃に描いた絵もあります↓。

あの頃は祖母を喜ばそうと思って描いたのですが、今となっては私自身にとっても大切な絵になりました。

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イラストレーターの営業方法いろいろ

イラストレーターの開業届を出してから、気が付けば3年が経ちました。

開業する前は、「まずは3年間精一杯やってみて、全く芽が出ないようなら40歳までに再就職しよう」と思っていましたが、おかげ様でなんとか、ちょっとだけ芽は出たと言える状態になったかな?と自分では思っています。

収入はまだ不安定で、アルバイトもしていますが、徐々にお仕事の実績もできてきました。引き続き精進いたします。

 

一番最近のお仕事はこちら↓。

第2273回西日本宝くじ(販売期間:2018/10/3~10/16)のイラストです。 テーマは瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ2018」です。
これまでは宝くじって自分で買ったことなかったのですが、今回ばかりは自分自身の仕事の記念も兼ねて買ってみました。そんな簡単に当たるものではないのは分かってますが、買うときのワクワク感というのはちょっと良いですね。宝くじ売り場の売り子さんがにっこり笑って「当たると良いですね!」と声をかけてくれたのもホンワカしました(^^)。

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仕事では大小さまざまなイラストを描きますが、こういう露出の多い媒体にイラストが載ると、「こういう仕事どうやってゲットするの?」と聞かれることもよくあります。

この仕事は、同業の友人から代理店の担当者を紹介していただいたのが最初のきっかけでした。(紹介されたからといってすぐに仕事が来るわけではなく、まずは自分の作品集を送って、適当な案件が発生したら声をかけていただく、という感じです)

 

 イラストを仕事として成立させるためには営業が必要不可欠ですが、一口に営業と言ってもその方法は色々あります。たまに、イラストレーター志望の人やその保護者から、「作品には自信があるのですが、引っ込み思案で口下手なのでイラストレーターなんて無理ですよね……」とか聞かれるのですが、自分に合った営業方法が見つかれば、必ずしも口が達者である必要はないと思います。(あくまでも作品に魅力があるという前提で。)

以下、私が知っている範囲ですが、イラストレーターの色んな営業方法を箇条書きにしてみました。

  • いつでも営業先に渡せるようにポートフォリオ(もしくはパンフレット、チラシ)や名刺を作っておく。(必須)
  • ウェブサイトやSNS、ブログのアカウントを作り、マメに自分の作品を発信する。
  • 出版社や編集プロダクション、広告代理店、デザイン事務所などにアポをとって作品を持ち込んで見てもらう。
    (一番オーソドックスな営業方法ですが、向き不向きはあると思います。私の場合、首都圏で活動している時にはほとんど面会のアポは取れず、心が折れそうになりました。郵送では受け付けてもらえましたが。今ではネット営業に比重をシフトしています)
  • 個展やグループ展に作品を出す。
  • 有名なイラストレーションのコンペで賞を取る。
    (これも向き不向きがあると思います。強烈な個性をウリに絵を描いている人には向いてるかも???私には不向き。入選したからといって即仕事につながるわけではないので、他の営業活動も同時に行う必要はあると思われます。)
  • クリエイターExpoやギフトショーなど、商談展や見本市に出展する。
    (作家を探している企業の人が向こうから来てくれるので効率よく営業できる。)
  • ストックフォトサイトに登録して作品をマメにアップする。
    (ストックフォトは売れれば収入につながるだけでなく、「こんな画風でこういう絵を描いてほしい」と新規の依頼が来る事もあるそう。)
  • デザイナーやアートディレクターの交流会などに参加して名刺交換し、あわよくばSNSでつながっておく。
    (交流会の場でいきなりポートフォリオを出して営業すると嫌われるリスクもあるので、まずは友達になるのが重要な気がします。SNSでつながれば、無理なく自分の作品や人となりを知ってもらえるので)
  • 友人・知人にクライアントを紹介してもらう。
    (とても有効。初めての取り引きは依頼する側も「この人は本当に信用できるのか」と不安になるので、信頼できる人からの紹介であれば安心感がある)
  • 広告代理店やデザイン事務所での勤務経験がある場合には、自分の元の職場から仕事を外注してもらう。
    (かなり多い。学校を卒業していきなりフリーランスになるよりも、サラリーマン経験があると業界のマナーや常識を身に付けられるメリットもある。)
  • 営業先の会社に年賀状や暑中見舞いなどの季節のお便りを出す。もちろん季節にあった自分のイラストを入れて。
  • イラストレーターを検索できるサイトや雑誌に掲載してもらう。有料でも、業界でそこそこ知名度のある媒体に掲載してもらうのが望ましい(すごく沢山あってピンキリなので)
  • カレンダー、付箋、マウスパッドなど、自分のイラストをあしらったノベルティグッズを作って営業先に配る。

などなど。

他にも色々、まだ誰も気づいていない効果的な営業方法があるかもしれないですね。

全部を実践できる人は多くないと思うので、無理せず長く続けられる、自分に合った方法が見つかると良いのではないかなぁと思いました。

負の感情を描いた絵

お久しぶりです。前回の投稿から随分と間が空いてしまいました。

このブログを始めた時には「週1回更新するのが当面の目標」とか書いてましたが、まー無理ですね!(笑)

Twitterでは、割とどうでも良い事も含めて日常的につぶやいてるんですが、ブログって「一言つぶやく」というよりは「長めの文章を書く」ための媒体って気がするので、やっぱり時間もエネルギーも要りますね。文章にまとめようとすると、頭の中がある程度整理できてないといけないし、精神的・身体的に落ちついてる時でないと私はまともな記事が書けないな、と思いました。

 

この1か月ブログを更新しなかったのは、割と仕事が忙しかったというのもありますが、すごく悲しくて悔しい出来事があり、一時期頭の中が整理できなかったからです。 

私は落ち込みやすく傷つきやすい上、立ち直りが遅いという大変厄介な性格なので、浮上するまでかなり時間がかかりました。その間は絵を描こうと思っても全く明るいイメージが湧かなくて、でも描くのをやめるわけにはいかないので、いっそ怒りや悲しみといった負の感情を描いてみることにしました。

以下は「悲しみ」をテーマにした一連のイラストです。

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すごーく悲しいことがあると、一晩寝ても気持ちが切り替わらなくて、起きてすぐにまた思い出して悲しくなる、ということが私は割とよくあります。(執念深いもので……)それでも前の日よりは涙の量が少し減ってるといいな、という前向きな気持ちもほんのり入れてみました。

 

人に見せる作品は明るいものが好まれる傾向があるので、今まで負の感情を描くことはほとんどありませんでしたが、落ち込んでどうしようもない時に自分の気持ちを整理する上では有効な作業かもしれないと思いました。

 

ちなみに「怒り」を描いたのもあります。

が、描いてるとさらに怒りが増幅されて感情が乱れるので、「怒り」の絵は2枚にとどめました。

 

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 先月起きた「悲しく悔しい出来事」の詳細は書けないのですが、ざっくり言うと

・とある顧客から屈辱的な扱いを受けた。

・先方の無礼に対し、私も無礼で返した。

・先方に言わせると、私がやったことは「非常に不愉快」でマナー違反であったが、私としては正当な権利を行使したにすぎず、法律違反でも契約違反でもなかった。

 ・しかし、「業界の横のつながりがある」と脅しまがいのことを言われ、結局相手の要求を呑んだ。

という感じです。

 

先方から「非常に不愉快」と言われた直後は頭が混乱し、自分の行動を思い返して「馬鹿なことをした」と自分を責めたりもしました。が、その後改めて著作権周りのことを勉強し、前後の経緯を何度も振り返って、やはりあの時の自分はそうする以外なく、それをする法的な権利もあった、という結論に達しました。賢いやり方ではなかったけれど、そうしないと絶対に納得できなかったと思うので、その件で後悔をするのはもうやめよう、と思うことにしました。

(すいません、こんなん読んでも訳がわかりませんよね。詳しく書けないもので……。著作権著作者人格権絡みのトラブルだった、ということを書けば同業者はなんとなく察しはつくかもしれません)

 

 今回のトラブルから学んだことは、

・自分が死守したい権利は、見積もり段階で必ず顧客に伝えておく。

(法律ではデフォルトで著作者に保証されている権利なので油断していましたが、世の中には当然のようにその権利を奪おうとする会社もあるようです。しかも納品後。)

・先方の都合で著作権著作者人格権の行使を制限される場合には、その分を見積もり金額に上乗せする。

・著作者の権利を尊重しない会社とは取引しない。

・自分の仕事にプライドを持つ。

ということです。

 

プライドを持つといっても、お高くとまって偉そうにするということではなく、作品をぞんざいに扱ってほしくないだけなのですが。
今後、このお仕事を続けていく上で、これだけは基本のポリシーとして維持したいと思います。